海老名市・大和市・座間市・綾瀬市の葬儀社

はなでか社長のひとりごと

農家さんを応援します

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先日、玉ねぎについて考えてみましたが、「生産量が減少すれば価格が高騰する」という市場原理は間違いないと思います。生産性を上げる為にはより優れた農業機械の導入や自動化で農家さん1人が生産する量を増やすことや、天候に左右されない農地の開発。ではございますが開発には膨大な経費がかかります。儲からなければできません。では農家さんは儲かる商売なのかを調べてみました。

ある「小松菜農家さん」の例を調べてみました。小松菜はおよそ200gを一株として包装され、100円程度の安価にてスーパーに陳列されています。この約半分の50円が農家さんの収入になるそうです。

畑の広さが10エーカー(約12,000坪)で2,000kgほど収穫されるそうなので2,000kg÷200g=10,000株に包装され10,000株×50円=500,000万円が収入になります。小松菜の育成期間は春や夏にタネを撒くと30日~40日で収穫され、秋は70日程度かかるそうです。夏と秋では育成期間が倍くらい違うのですね。

では夏より「秋にタネを撒く」と時間がかかる分、儲けは少なくなるのではないでしょうか? 70日間も広大な畑を面倒見るためには1人では無理かと思いますのでご家族2名で手分けしたとして、500,000円÷70日=7,140円の日当。7,140円÷2名=3,570円が1人当たりの日当ということに。

広大な土地を耕してタネを撒き、天候に左右されながら毎日手入れをして得られる対価にしては悲しくなります。

農家さんの年収は100万円~200万円と言われております。これほど儲からない過酷な労働を子や孫の世代にまで残してあげたいと思う人はいないでしょう。「農家は守られている既得権益だ」と切り捨ててきた政策にも問題があります。農家は守られるべきです。安価な食材を輸入に頼りきったツケはあと10年もすれば高齢化。農家さんの蓄積されたノウハウを受け継ぐ人はいなくなります。いざ食糧難という危機が訪れても作る人も作る畑もありません。大規模農業法人も設備投資してまで庶民の味方である小松菜を作らないのでは。

我々の口にするほぼすべての食品は輸入した材料が使われております。野菜のタネは90%以上が輸入品。家畜の飼料の材料もほぼ輸入品。鉱物エネルギーは100%。輸入品を生産した人達の努力、それを運んでくれる人達にも感謝しております。しかし、昨今の情勢を鑑み、無ければ買ってくればいいという考え方を改めなければならないと思いました。無ければ皆で協力して作ればいい、シェア畑・・・本気で考えてみたいと思います。

 

 

玉ねぎをいただきました!

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先日、ご近所の奥様から玉ねぎを頂戴しました。価格が落ち着くまで様子みていたのですが、とても有難いことです。お買い求めになられた品でなく、シェア畑という活用されていない農地をで栽培されたとか。誰でも気軽に野菜作りができてシェア仲間で協力し合っているそうです。自給自足なんて素晴らしいですね。とても瑞々しく甘くって、とても美味しくいただきました。

ちょっと気になったので価格が3倍まで高騰した玉ねぎについて調べてみました。国内の玉ねぎの生産量の約60%が北海道産。一昨年は水害、昨年は干ばつで不作だったとか。収穫量は約20%減。(例年1,000kgとすると800kgしか取れなかった)もっと300kgくらいまで減ったのかと思いましたが・・・

市場の原理が良くわからないので一概に言えませんが、20%収穫量が減ると我々の価格は3倍になるという事です。玉ねぎは他の野菜に比べて栽培期間が長くて、9月にタネを撒いて苗を育てます。11月に苗を植え冬を越して5月から6月に収穫されるそうです。手間も時間もかかるのですね。あまり意識したことは無かったとはいえ、感謝して食べなければバチが当たりますね・・

 

電気料金の影響

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電気料金はどこまで上がるのでしょうか・・家計への負担も気にはなりますが、注目するべきは「産業用電力」の価格です。「日本の電気代は世界一高い」と言われており、中国や韓国の3倍。日本経済の稼ぎ頭である機械自動車製造業、重化学工業の大企業では毎月3~8億円の電気代が掛かるそうです!桁が凄すぎて庶民には考えられない金額です。ほんの数円の値上げが大打撃になることも頷けます。

日本の電力は契約電力の大きさによって大きく業務用と産業用と2つに分かれていますが産業用の価格は家庭で使う電気より安価ではありますが値上げが止まりません。2010年は13.65円/kwhでしたが、今年2022年6月の価格は22.10/kwhと約70%アップしました。2010年の電気代が3億円の工場が2022年に5億円に膨れたのですから低価格競争の日本で従業員の給料が上がるわけありません。しかも今年の夏、冬には電力制限をかけるとか罰金を取るとか・・工場が稼動しなければ生産数の減少だけでなく雇用も減少します。電力の問題はとても難しいことではございますが、何かしらの手当てをしなければ日本経済の要が倒れてしまいます。

「グローバル化」と日本を離れていた企業の中にはコロナ禍やウクライナ侵攻、人件費や資材の高騰など様々な理由で国内回帰を切望している企業もあるそうです。国内に戻ってきてもらうチャンスです。それだけ雇用も増え、地域活性化され元気な日本に戻れるかもしれませんね。

値上げラッシュ

6月に値上げする食品は1,500品目で来月7月、8月と2,000品目以上が対象になるようですね。また半導体不足による家電、エネルギー価格高騰でガスや電気代も天井が見えないとのこと。まだ供給されているうちはいいのですが・・

世界各国でも自国民を守るため穀物の輸出制限が始まりました。化石燃料などのエネルギーも各国で取り合うことになりそうです。農家さんの話ですと畑の肥料や家畜の飼料は輸入だよりで価格高騰で値上げは必至とか・・

 

さて葬儀業界はどうでしょう?

一昨年のコロナ初期に「お棺」の輸入が滞りました。日本で使用されている「お棺」のほとんどが中国産です。当時は輸出用のコンテナが出港できずに停滞しただけで価格には大きく影響は受けずに済みましたが、今年に入ってから価格が10~15%ほど値上がり、やはり中国の工場で生産される仏具も値上がっています。また祭壇に用いる生花も同じく生産や流通、エネルギー価格の影響もみられ値上げ。振る舞いのお料理も材料費の高騰。いつ値上げに踏み切るかの瀬戸際かもしれません。

弊社は、便乗値上げのようなことは当面考えておりませんが、食料や家電、木材資材、エネルギーの高騰が続くようでは慎重になります。

「立ち食いそば」一杯1,000円を超える食料危機が来るかもと言われている今秋以降も値上げは慢性的に続くことになりそうですね。

 

 

 

納得できるお葬式選び ①事前相談が大切

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「まだまだお葬式は関係ない」とおっしゃる方も「そろそろ考えなければならない」という方も是非ご参考にしてください。とても大切なお知らせです。

いち葬儀社の主観ではございますが「事前相談がお葬式の要」です。インターネットの普及もあり葬儀社選びも比較検討が容易になりましたが、どの葬儀社もホームページに書かれているプランや金額はあくまで目安です。実際には「ご遺族の希望や要望」に合わせたプランを軸に、お料理や返礼品などの「おもてなし費用」や「式場利用料や火葬料」の設備利用料金、「宗教者への謝礼」などが合わさり「お葬式代」になります。総額いくらかかるのかが重要です。家族近親者20名のお葬式でも総額100万円を超えることも珍しくありません。

仮に100万円の中古車をネットの掲載記事だけを見て車両を購入されますか? その中古車屋さんに出向いて外見にキズが無いか?希望のカラーなのか?出来れば試乗して状態を調べると思います。店員さんの対応なども購入を決める要素になることもあります。安い買い物ではありません。後悔したくないのが心情です。

お葬式はご不幸からご火葬まで、1週間ほどで完結する儀式です。中古車と違い形に残る財産ではありません。心の中に残る想い出です。その想い出作りをお手伝いするのが我々葬儀社の職務です。ホームページだけでは伝えられない部分が多くあります。その葬儀社の社風や社員教育、式場などの設備が「あなたの要望を叶えてくれる葬儀社」に相応しいのでしょうか?

依頼した葬儀社の対応が悪かった、あれこれと追加料金で予算オーバーと後悔してからでは遅いのです。ご不幸時には思っているほど時間がありません。すぐに葬儀社を呼ばなければなりません。そんな不安の中でも「もう葬儀社は決めてある」だけで安心です。

葬儀社は物を売るだけの商売ではありません。ご不幸からご火葬まで、ご不安な思いをさせることなくご案内することがメインです。その過程でご要望される物やサービスを提供しているだけです。最初から最後までどんな担当者が対応するのか興味ありませんか?差別的な発言かもしれませんが誤解を恐れず申し上げるなら 喋り方やしぐさ、髪型や体系など「生理的に無理!」と思っても言えませんよね。人と人の感覚なので難しいですが、フィーリングが合えば相談しやすいのではないでしょうか。

「この人に任せてみよう」と思える担当者に出会えることが出来れば一番でしょうが、なかなか指名するまで知り合うことは難しい。ですが「この葬儀社なら大丈夫」と思える葬儀社を探してください。

大金を払えば良い葬儀になるとは限りません。安く済ませれば良いとも限りません。要望に添った「適格な料金」と「信頼できる担当者」が葬儀社選びに重要と考えます。

 

 

 

 

 

 

整列~!

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今年も始まりましたね!「田植え」のシーズン到来です。まだまだ幼く頼りなさそうではありますが、キチッと整列している姿に圧巻です。「今年も何かやってくれる!」と期待してしまいます。

私はただただおコメを買って食べるだけの一消費者ではございますが収穫までの間、日々すくすくと成長していく姿を眺めて楽しんでおります。

私は高価な食材を受け付けない特殊な体質です。シャトーブリアンや大間の黒マグロなど食べたことがありません。自家製のぬか漬けと炙った海苔、白米さえあれば十分です。基本的に食費のかからない人間ですが、おコメだけは贅沢しております。山形県庄内平野の「はえぬき」、長野県佐久市の「五郎兵衛米」を顔見知りの農家さんから購入しております。送料の分ちょっと割高ではありますが注文の都度、精米してくださるので美味しいです。また地元の座間産「ひまわり米」も購入しております。これもメチャクチャおいしい。

ちなみに私ひとりがこの1年間で消費したおコメは60kgでした。日本人のおコメ年間消費量が一人当たり50kgなので、平均よりちょっと多めに食べているようです。では60kgを生産するためにはどれくらいの田んぼが必要なのでしょうか?

 

品種や栽培方法、天候などの条件で差がありますが、この小さな苗が成長すると一株に約22本の稲穂が実り1,560粒のおコメが取れようです。1粒が約0.02gなのでこの一株からは31.2gしか取れません。1平方メートルあたりに20株ほど植えるそうなので20株×31.2g=624gになります。私の年間消費が60kgなので60,000g÷624g=96.15平方メートル(およそ30坪)となりました。

「農家さんと苗たちチーム」VS「台風干ばつ悪天候チーム」の熱いバトルが始まるわけです。今年は気候に恵まれて豊作になることを願っております。

 

 

高速道路と渋滞

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2020年、2021年とコロナ規制されていた3年ぶりのゴールデンウィーク。家族でお出掛けされた方、故郷へ帰省された方、皆さまはどのようにお過ごしになられたのでしょうか?

よく、「葬儀屋さんに連休はあるの?」とやさしくお声を掛けてくださる方もおられますが、スタッフは交互に休んでおります。私の今年のゴールデンウィークは事務所と葬儀場と自宅の往復。外食は一度だけ「すき家の牛丼サラダセット」をいただきました。また朝の通勤時間に道路が空いていることに連休の醍醐味を感じております。

ゴールデンウィークに限らず連休中は「どこに行くにも混んでいる」。行楽地やテーマパークが混んでいるのは活気があって良いのですが、たどり着くまでと帰りの移動だけでも疲れてしまいますね。新幹線などの列車は混雑していても時間通り目的地に着きますが車はそうはいきません。各高速道路渋滞はニュースを見ているだけでも過酷さが伝わってきます。パーキングエリアも混雑しているでしょうし、簡易トイレなどの対策もしなければならないでしょうし。今に始まったことではありませんが、そんな渋滞も連休の醍醐味と楽しむことが大切なんでしょうね。

日本の高速道路や幹線道路は首都圏でこそ網羅されていますが、各地へ向かう主要道路が少なすぎますよね。

フランスやドイツの制限速度60km以上の幹線道路は網目のように繋がっています。「こっちは渋滞だからこっちから行こう」と容易に回避できます。しかし日本の高速道路はほぼ一本道。途中で降りても道路が繋がっていないため、その分余計に遠回りすることになるかもしれません。

日本国土の7割が山間部。連なる山と渓谷だらけでその隙間を河川が走っています。トンネルを掘ったり、橋を掛けたりと平野部に道路を作るより数倍の時間、技術とお金がかかるそうです。トンネルのトータル距離は世界一とも言われております。ただでさえ難しい整備の極めつけが地震大国であること。さまざまな問題が交通インフラ拡大の妨げになっているのですね。

日本もドイツのように網目状に道路を張り巡らせれば、流通の生産性向上はもちろん都市部一極集中から分散して地方活性化も期待できるでしょうが、同時に長閑な景観を損なうことにもなるのでしょうね。どちらにしても難題ですし既存のインフラの老朽化の対策もありますし・・。

わたくしはただ、そんな南北縦長の幹線道路の少ない日本で、たった63円で全国に送れるハガキ、たった1,000円程度で日本各地へ届けてくださる宅配便。運送業務に従事されている方々の日々の努力と工夫に感謝するとともにドライバーさんの安全をお祈り申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

今年のおコメは大丈夫?

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昨年10月「コメの価格暴落」が起こりました。まん延防止対策やらで外食でのコメの消費が少なかったのか、需要を超えた在庫のため大暴落。農家さんの収入はガクンと減ってしまいました。

黒毛和牛のシャトーブリアンや大間の黒マグロより、コメが大好きな私にはとても重大な事件です。

1990年代、コメ60kgの相対取引価格は20,000円を超えていましたが、以降20年間下がり続けて昨年は8,000円~9,000円程度。60kgのコメを生産するコストは15,000程度かかるそうなので「作れば作るほど赤字」です。

今年はさらにエネルギー価格の高騰も合わさるので、生産すら諦めて廃業してしまう農家さんがいらっしゃるのではないかと心配です。

コメの価格が安定しなければ安心して生産することさえできませんし、農家さんの高齢化も深刻です。苦労しても儲からない農業を子や孫にまで継承させることはできません。

また農家さんは昨年の収入から今年のコメ生産経費に使わなければなりません。今年も昨年同様にコメ価格がどうなることか、天候に恵まれるかどうか、不安なことと思います。今年は小麦の備蓄問題も秋から影響が現れるとのことですから、より深刻な状況になることと思います。

農家さんには需要など関係なく思いっきり生産してもらい、一粒残らず政府が60kgあたり50,000円で買い取っていただきたい。今まで薄利の仕事を気合と根性で生産し続けていてくれた農家さんを強く支援していただきたい。余ったら安く供給すればいいでしょう。

世界では自国の国民のために食料確保が常識です。価格保障や買取保障は当たりまえです。儲からない農業では誰もやりません。根幹である農業を大切にしてほしいです。

このままでは美しい水田はソーラーパネルで埋め尽くされ、食卓には輸入米が主流になるのではないでしょうか。日本が今一度コメを生産しようとしても農家さんもいなくて蓄積されたノウハウも無くなりそうです。

 

 

運転中のスマホはダメ!

 

先日、運転免許証の更新に二俣川の免許センターに行ってまいりました。この数年間は違反していなかったのに「優良者」ではなく「一般者」として1時間の講習を受けることに。その時に手渡された教本の罰則規定を見ていたらドキッとしました。

運転中の携帯電話での通話は6点の減点、操作や直視していても3点の減点と罰則が強化されています。令和2年に改正されたようですが、私が思っていた「減点1点、罰金なし」はもはや過去の話。今や一発免停30日。知らないとは恐ろしい・・・もちろん運転中の通話は極力控えておりますし、道幅が広ければ停車して通話しますが、やむを得ず通話することもあります。実際に4~5年前に運転中の通話で2回も切符を切られています。

この度の免許更新で「運転中の通話」が重大な違反であることを再確認できたのでよかったと思います。

明日の大雪に備えて

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この数年の間では2014年2月8日と翌週2月14日に横浜市内で60cmも積もる大雪が降りました。また2018年1月22日にも20cmほどの大雪。偶然でしょうが冬季オリンピックと同じ4年周期で降っていることから、今年2022年は関東平野部の大雪もあるかもしれません。

明日は大雪かもしれません。そんな危険な日と解っていてもお仕事を休めない皆さま、特に配送や流通に携わる皆様には路面凍結での事故やお怪我が無いよう安全をお祈り申し上げます。また、すでに大雪に見舞われている北海道や東北、北陸の広い地域の皆さまにもご無事をお祈り申し上げます。