海老名市・大和市・座間市・綾瀬市の葬儀社

はなでか社長のひとりごと

同一労働同一賃金

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4月1日から中小企業にも適応される「同一労働同一賃金」このコロナ禍で疲弊している多くの中小企業には対応の準備だけでも大変かと思います。とはいえ労働する側にはとても大切な制度ではあります。非正規やパートでも正規と変わらない労働でも給料や福利厚生で格差が生じることは辛いことです。しかし責任を背負わされた従業員との差別化をしなければならないのも事実。正規の給料に合わせて待遇を上げるか、非正規に合わせて待遇を下げるか、互いに歩み寄るか。いかにモチベーションを高める対応策が問われます。本当に大変なことですね。

売上げ好調で体力のある会社であれば強気に行けるでしょうが、消費増税やコロナで疲弊してしまった中小企業では解雇、非正規雇い止めが増えてしまうかも知れません。昨年から失業者の増加は著しく拍車がかからないことを切に願います。会社の決めた方針に納得できなくて声を上げようものなら解雇の候補者になってしまうかもしれません。黙って従わなければならない人が出てしまう事があれば本末転倒。

デフレ経済に「同一労働同一賃金」や「70歳就業法」は中小企業には定着が難しいのかもしれません。ちなみに今年の夏くらいに「最低賃金引き上げ」なんて話もありますが、もし法案が可決されることがあったらと思うとゾッとします。

高年齢者雇用安定法の施行

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今年の4月1日から企業の雇用に大きな課題が与えられます。「改正高齢者雇用安定法」です。70歳就業法とも言われ、定年を65歳から70歳に、70歳まで就労の機会を確保することを企業の努力義務とする、というもの。

少子高齢化によって今後の日本は、15歳~64歳の生産年齢人口の減少が加速するため、定年を引き下げ生産労働力の確保、公的年金の繰り下げ支給を推奨するために作られたのでしょう。また近い将来にも年金受給開始年齢を現行の65歳から70歳に、または75歳にと繰り下げていくのではないのだろうか。もう年金制度は限界なんでしょうね。

とはいえ、70歳でも元気な高齢者はたくさんいらっしゃいますし、「若いモンににゃ負けんよ」「元気な内は働いていたい」と思っている方も多くいらっしゃるかと思いますが、「もう働けない」という方もいらっしゃると思います。働けない、働きたくない人たちにも「働かなければならない」とプレッシャーをかけるのは酷い話です。実際60歳~64歳で繰り上げ支給を受けても生活出来ない金額しか出さないのでは働かざるを得ません。これは「自己責任」なのでしょうか。

しかし70歳までの雇用の受け口はあるのでしょうか。自営業であればご自身の決断でいつまでも働けますが、コロナで疲弊した多くの企業で雇用してもらうとなると難しいかもしれません。

そもそもコロナ禍の前から長期のデフレ経済で雇用状況も悪化していました。さらにコロナで加速されてしまい特に大型飲食チェーン店、生活関連サービス業、ホテル宿泊業、航空業など倒産や廃業、経営難からの雇い止めで多くの失業者が生まれてしまいました。若い方たちでさえ次の就職先も見つからない厳しい状態です。

今では40~50代で早期希望退職を勧めざるを得ない企業がたくさんあります。このタイミングで企業にだけ努力させるのは無理があります。

今の高齢者と呼ばれる皆さんは戦後の日本を経済大国へと育て上げた人たちです。そんな英雄たちに心ある生活を提供するのは政府の勤めではないでしょうか。その昔は60歳から受給対象でしたが、高齢化とともにシレっと65歳に改正。60歳からの繰り上げ支給は減額され、65歳以上に繰り下げればちょっとだけ増額されるシステムに変更したのは詐欺に等しい行為です。民間の保険会社などが勝手にルールを変えれば立派な犯罪です。その責任を企業や国民に努力しろと言われてもちょっと無理があるかと思います。

強い風に注意しましょう

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桜も満開の日曜日、ご家族で楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか?今日は朝から強い風が吹き、夜には大雨も降るとか。桜も心配ではありますが、しおん事務所も心配です。数年前の大型台風の時は事務所の看板が吹き飛んでしまう事故が起きました。

この看板の一枚の重さは3~4kgくらいはあるかもしれません。見た目より厚くて重たいんです。この看板が30メートルくらい離れた場所まで飛んでいったのですから恐ろしいです。凶器にもなりかねません。吹き飛んだのは深夜だったので幸いにも怪我人はいらっしゃらなかったのですが、近所の小学校の通学中だったらと思うと心配になります。もちろん、修復の時には補強してより頑丈にはしましたが、一度経験してしまうと忘れられるものではありませんね。これがトラウマなんでしょうか。

早速、心配性の私は看板が飛ばないように内側からテープで固定してみました。窓ガラスも割れたりしないように朝からシャッターを閉めました。まるで休業中のようです。

事務所前のお花の植木鉢も避難させました。

災害はちょっとした事でも起こりえます。自分の被害だけでなく、他人までも巻き込んでしまうこともあるかもしれません。未然に防げることがあれば無駄な努力でも惜しまないように心がけて参ります。

もし、しおん事務所前を通られる時にシャッターが閉まっていても営業中です。ちょっと心配性なだけです

アマリリス 咲きました!

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殺風景な事務所で日々成長を続けてきたアマリリス。いつ咲くのか、このまま枯れてしまうのかと心配しておりましたが、蕾が開き始めたと思ったら、たった3日間でここまで咲きました。

一本の茎から伸びた蕾は左右2つに分かれて、大きな花が開きましたが、また蕾が2つ現れました。この2つの蕾からも花が開くのでしょうね。まったく不思議な構造です。

まだまだ楽しませてもらえそうです。

ペットの気持ち

皆さんのご家庭にペットはいらっしゃいますか?犬やネコをはじめ、すべての動物は感情があることは言うまでもありません。家族が帰ってくれば嬉しそうに駆け寄ってくるし、お腹が空けば美味しそうにご飯を食べるし、遊んで~とじゃれてみたり、眠くなったら寝ているし、名前を呼べば振り向くし、言葉も理解してると思えます。もはやペットではありません。立派な家族の一員です。そんな我が子の様に愛情を注いでくれた家族の1人が突然いなくなったら、ペットはどんな気持ちなんでしょうか。

もう20年以上、葬儀業界に携わっておりますが、葬儀式場にペットを連れてくるご家族は見たことがありません。世界のお葬式を知っている訳ではありませんが、日本人特有の配慮なのでしょうか。最近ではカフェやショッピングセンターなどペット同伴が出来るお店も増えておりますが、それ以上に広がることもありません。特別な訓練を受けた「盲導犬」や「聴導犬」など受け入れてくれる施設は増えております。それでもすべての施設で受け入れられている訳ではありません。それは火葬場も葬儀式場でも同じかもしれません。

ご自宅で看取ることが出来れば、病気の経過からずっと見ているペットも理解出来るかもしれませんし、病院や施設で亡くなったとしても自宅でご安置さえ出来れば、亡くなったことを感じるかもしれません。どこまでの感情が有るのか無いのか、教えてくれればいいのにと思います。もしかしたら、帰ってくることのない家族をずっと待ち続けていたら・・と思うと涙が出ます。

「ウチにはワンちゃんがいるから」という理由で自宅での安置を諦めてしまう方もいらっしゃいますが、そんなに危険はありませんよ。

私の経験談ではございますが、最初は我々葬儀社のスタッフが突然来たことにビックリしているようですが、亡くなった故人には過剰に怯えることなく、少しずつ故人に近づいて、においを嗅いだり、寄り添って見守ってくれます。

自宅を出棺する時も我々葬儀社にビックリするようですが、判っているように故人とお別れして見送ってくれている様な気がします。当たり前かもしれませんが故人に噛み付いたり、お線香道具を壊したりするようなことは今まで聞いたこともありません。

ペットから見ても大切な家族の一員が黙って居なくなってしまう事は切ないし、心残りかもしれません。しかし、火葬場や葬儀会場に連れて来る事は世間体もあることなので難しいかもしれません。

もどかしい文になってしまいましたが、しおんは自宅安置を応援いたします。

4月1日から

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1都3県の緊急事態宣言が解除され、自粛疲れが残るところで4月1日から始まる「総額表示義務」と「中小企業の同一労働同一賃金」の準備に追われている会社さんもおられるのではないでしょうか。総額表示義務とは消費税込みの値段を提示することで、小売業に適応されます。パンフレットやホームページ、値札を全て書き換える作業になりますが、我々のような小さな店舗は大した労力ではありません。しかしページ数の多いカタログやパンフレットを複数用意しなければならない業界では作業もコストも膨大になるかもしれません。

この「総額表示義務」が4月1日から予定通り適応されるということは、コロナ禍で困っている国民の声を聞いて「消費税を5%にします」とか「コロナ復興のために15%に増税します」など消費税の増税も減税もしばらく無いという事でしょうね。

さらに「同一労働同一賃金」大企業は昨年から実施されていましたが、中小企業にも適応されます。パートさんやアルバイトさん、派遣さんなどの非正規と社員との間には元々あった小さな亀裂を明確にし、さらに広げるような政策になるでしょう。さらに経済財政諮問会議で今囁かれている「最低賃金の引き上げ」。全国平均を1,000円にまで大幅引き上げを目指しているそうです。現在、東京都と神奈川県だけが時給1,000円を越えておりますが、全国一律1,000まで引き上げると地方の中小企業だけでなく、中堅企業でも大きな影響があるのではないでしょうか。日本の企業の99.7%が中小企業で大きな雇用を担っています。1997年から23年間も続いている緊縮財政、消費増税を繰り返したことで長いデフレ下とコロナショックで需要がとことん縮小している中、同一労働同一賃金と同時に最低賃金を上げれば雇用の維持ができなくなり、失業者が爆発的に増加するでしょう。解雇や失業で収入が減少して需要はさらに縮小することになります。力を無くした中小、中堅企業は生き残りを賭けて合併と統合をすることによって、より多くの雇用が失われます。先進国では考えられないことです。長期に渡り内戦をしている国レベルの経済衰退。そんなサバイバルが始まろうとしています。

菅政権の旗印でもある「中小企業再編」は着実に進行しています。

ちょっとだけお花見してきました。

今日は業務で「桜ヶ丘駅」周辺にお邪魔しました。

小田急江ノ島線の桜ヶ丘駅は小さな駅ですが、25年以上前に2年間だけ住んでいた思い出のある駅です。駅前のロータリーにはサクラの木が植えてあって当時とそれほど変わらない町並みにホッとします。ちょっと打合せまで1時間くらい時間があるので、お花見でも行こうかな。

駅から歩いて行くには少し離れた場所ですが「引地川」という小さな川が流れています。絶好の桜並木があってお花見シーズンはとても賑わいます。因みにこの川の源流は同じく大和市内の「泉の森」で、藤沢市の鵠沼海岸まで続いています。幼少期にはフナやモクズガニ、ザリガニなど取って遊んでおりました。

少し気が早かったようです。まだ三分咲きといったところでしょうか。平日ということもあって、お散歩している方が数名いるくらいで静かでした。

今日は時間もなかったので開花の様子を伺うだけでしたが、満開はもうすぐです。今週末か来週が見頃になりそうですね。もちろん飲食は出来ないでしょうけど、ゆっくり散歩するだけでも生命の暖かさを感じます。不思議な花ですね。

自粛で疲れた心と身体の癒しに是非、お出掛けください。

宣言解除の大和斎場

1月8日から続いた1都3県の緊急事態宣言が解除されました。新規陽性者数の下げ止まり、変異株の拡大防止、気の緩みによる第4波の懸念など、解除には反対という意見と、夜の飲食店に絞った時短では効果ないと解除に賛成の意見と世論調査でも真っ二つに分かれてしまいました。結局、何が正しいのか間違っているのか。教養のない無知な私はこれからも変わらずに感染しない、感染させないように対応してまいります。

ところで、大和斎場はどのように変わるのでしょうか。緊急事態宣言下では「葬儀式場でのアルコール提供の中止」「お通夜は午後8時には終了出来るように」と制限を設けておりました。

ちょっとだけ変わって「アルコール提供の再開」、「お通夜は午後9時には終了出来るように」と宣言解除後も慎重な体制です。大和斎場のスタッフ皆さんはこれからも多くの方が安心してご利用できるように日々、感染防止対策を頑張って下さっています。我々葬儀社も協力して参りたいと思います。

P.S.

大和斎場は「大和市、海老名市、座間市、綾瀬市」にお住まいの方が優先して利用できる「葬儀式場」と「火葬場」がある公共施設です。

 

2類感染症の恐怖

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どうやら緊急事態宣言は期限通り、21日で解除されそうです。毎日新聞と社会調査研究センターが行った1都3県の世論調査では「延長するべき」という声が57%に上ったそうです。夜の飲食店に絞ったような緊急事態宣言ではこれ以上の効果が見込めなかったのでしょう。依然として新規陽性者数は下げ止まったままです。「2類感染症と同等」の対応を求められる医療現場や火葬場は宣言下と同様の対応は続きます。

昨年新型コロナウイルスが中国やアメリカで爆発的に感染拡大していたころに未知のウイルスとして「2類感染症と同等」と位置付けられました。皆さまもご存知の通り「2類感染症」は結核などと同等で、患者さんは隔離しなければなりません。感染力が強かったコロナウイルスでは患者さん全てを隔離するなど出来なかったので、自宅療養や2週間のホテル自粛を余儀なくされた訳です。隔離生活をされた皆さま、そのご家族は経験されたことのない措置に戸惑い。本当に大変で不安だったと思います。

しかし日本は中途半端な対策でした。昨年、日本では「2類感染症」と指定されたコロナが全世界で蔓延している中、Gotoキャンペーンを強行して旅行や飲食を盛り上げてみたり、ひとたび陽性者数が増えれば「気が緩んでいる」と自粛を要請してみたり。こんな経済対策ではワクチン接種したところで、何度も繰り返すだけと感じざるを得ません。2類感染症の恐ろしさを皆、忘れてしまっていませんか?

これまでコロナ感染症で8,500名以上の方が亡くなられています。実際、直接の死因がコロナウイルスでなくても、感染していれば「2類感染症」で死亡の扱いになってしまいます。指定感染症のご遺体は速やかに火葬をすることが法律で決められておりますので、いくら望んでもお葬式を執り行なうことは叶いません。場合によってはお顔すら見ることも叶いません。これがどれほど悲しく、辛いことなのか・・・残されたご遺族の無念は計り知れません。

日本人は感染者が少ない。若い人は重症化しにくいから平気。ではなく「2類感染症と同等の扱いを受けることになる」ということだけは忘れないでいただきたく思います。どうやらオリンピックも開催しそうですし、どさくさでGotoキャンペーンも再開するかもしれません。経済を回すことも大事ですが、せめてコロナが解明されて2類感染症から5類感染症に格下げされるまでは、大切な家族や友人の為にも感染しないように闘いましょう。

 

自助には限界がある

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今朝は久しぶりにまとまった雨が降りました。きっと我々を悩ませる空気中の花粉やコロナウイルスも排水溝へと流れたことでしょう。この雨は今日、明日と続く予報ですが、来週の火曜日あたりは桜の開花に期待が持てそうです。お花見での飲食は出来ないと思いますが、並木道を遠くから眺められれば良いかなと思っております。

緊急事態宣言も再延長か?と先行き不安もありますが、春は別れもあれば出会いの季節でもあります。桜とともにコロナ禍ともサヨナラして、清々しい新しい生活を取り戻して元気な新年度を迎えられることを祈っております。

最近では非正規雇用の雇い止めや所得の減収などの話が身近にも増えました。自治体が主催する食料支援など厚木市や綾瀬市でも積極的に行われています。食品ロスになろう余剰な食品を広く集めて困窮者に配布されます。自宅に余っているような未開封で常温保存が出来て、消費期限が2ヶ月以上あるような乾麺や缶詰、調味料などが好ましいそうです。そんな余剰食材がある個人宅は少ないと思いますが、少量でも受け付けてくれます。

すぐ近くに困っている人たちがいます。みんな被災者です。どんなに頑張っても自助だけではどうしようもない事はあります。政府も2人親世帯も対称の臨時給付金を出す方向で調整に入っていますが、支給日はまだ先になりそうです。

私もいつか誰かの支援を受けなければ生きていけなくなることもあるかもしれません。食べるものがない恐怖は計り知れません。小さなお子さんがいる世帯ならなおさらです。私もささやかながら協力させていただきたいと思います。