増えた。「お葬式の会食」の問い合わせ
カテゴリー:葬儀社として思うこと
皆さまこんにちは。はなでかです。
「いまのお葬式の食事はどうなっている?」「先日、葬儀に参列したら食事がなかった」
などなど、お問合せが増えてまいりました。なぜか愛知県や茨城県の方から
お電話であったり、なぜ神奈川県の弊社に電話が来たのかは不思議です。
しかし、コロナ禍の中では日本全国共通のテーマなので、少し考えてみましょう。
いま自粛しているのは「皆で向かい合って食べる大皿料理」だけです。
お一人づつ提供される「懐石膳」はあまり影響を受ける事なく行っております。
お葬式も「お食事を振舞う」ことは非常に重要で、参列者やご協力いただいた
皆さまへの感謝の意味もあれば、故人の会社の人や友人たちと食事をしながら
「家族の知らない故人の一面」を伺えるチャンスの場でもあります。
「皆の心の中に生きる故人」を共有する貴重な時間でもあります。
ここでいただく食事は身体の力になることはもちろん、心にも栄養を与えます。
事実、グリーフケアには最も有効で心の負担は軽減できます。
その大切な場面が「コロナ禍の自粛」で無くなってしまうのは大変な損害ですが
いまは我慢するしかないようです。
食事が無かったということは「皆さまが健康でありますように」との
遺族のあたたかな配慮と思っていただけると幸いです。