海老名市・大和市・座間市・綾瀬市の葬儀社

はなでか社長のひとりごと

ペットの気持ち

皆さんのご家庭にペットはいらっしゃいますか?犬やネコをはじめ、すべての動物は感情があることは言うまでもありません。家族が帰ってくれば嬉しそうに駆け寄ってくるし、お腹が空けば美味しそうにご飯を食べるし、遊んで~とじゃれてみたり、眠くなったら寝ているし、名前を呼べば振り向くし、言葉も理解してると思えます。もはやペットではありません。立派な家族の一員です。そんな我が子の様に愛情を注いでくれた家族の1人が突然いなくなったら、ペットはどんな気持ちなんでしょうか。

もう20年以上、葬儀業界に携わっておりますが、葬儀式場にペットを連れてくるご家族は見たことがありません。世界のお葬式を知っている訳ではありませんが、日本人特有の配慮なのでしょうか。最近ではカフェやショッピングセンターなどペット同伴が出来るお店も増えておりますが、それ以上に広がることもありません。特別な訓練を受けた「盲導犬」や「聴導犬」など受け入れてくれる施設は増えております。それでもすべての施設で受け入れられている訳ではありません。それは火葬場も葬儀式場でも同じかもしれません。

ご自宅で看取ることが出来れば、病気の経過からずっと見ているペットも理解出来るかもしれませんし、病院や施設で亡くなったとしても自宅でご安置さえ出来れば、亡くなったことを感じるかもしれません。どこまでの感情が有るのか無いのか、教えてくれればいいのにと思います。もしかしたら、帰ってくることのない家族をずっと待ち続けていたら・・と思うと涙が出ます。

「ウチにはワンちゃんがいるから」という理由で自宅での安置を諦めてしまう方もいらっしゃいますが、そんなに危険はありませんよ。

私の経験談ではございますが、最初は我々葬儀社のスタッフが突然来たことにビックリしているようですが、亡くなった故人には過剰に怯えることなく、少しずつ故人に近づいて、においを嗅いだり、寄り添って見守ってくれます。

自宅を出棺する時も我々葬儀社にビックリするようですが、判っているように故人とお別れして見送ってくれている様な気がします。当たり前かもしれませんが故人に噛み付いたり、お線香道具を壊したりするようなことは今まで聞いたこともありません。

ペットから見ても大切な家族の一員が黙って居なくなってしまう事は切ないし、心残りかもしれません。しかし、火葬場や葬儀会場に連れて来る事は世間体もあることなので難しいかもしれません。

もどかしい文になってしまいましたが、しおんは自宅安置を応援いたします。