海老名市・大和市・座間市・綾瀬市の葬儀社

はなでか社長のひとりごと

助け合い

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先日からの大雪による被害がある地域の皆さまへは、心よりお見舞い申し上げます。週間天気でも予想されていた大寒波とはいえ、ここまでの大雪になるとは誰も思っていなかったでしょう。積雪で孤立した集落にお住まいの皆さま、トイレもない高速道路で立ち往生された皆さまには本当に心細かったのではないかと思います。ニュースでは地元米菓店の工場から運ぶお菓子を振舞った配送員の方の気配り、やさしさが取り上げられたおりました。きっとステキな人なんでしょうね。一緒の職場で働いている方やご家族、友人も誇らしいことと存じます。ほかにも近隣ホテルへの避難誘導であったり、地元企業のボランティアで簡易トイレなどの支援物資の差し入れがあったり、大勢のレスキュー隊や自衛隊による燃料補給や飲食品の配布、除雪作業など、任務とはいえ優しさや心身の強さがなければ勤められるものではありません。コロナで医療にも活躍されておりますし、本当に頼もしいですね。

大雪に見舞われた群馬県みなかみ町でも除雪作業が難しい高齢者の自宅にスコップを持って回る地元の青年達、本当にカッコいいです!

相田みつをさんの言葉で「 うばい合えば足らぬ  わけ合えばあまる 」とありますが、平時が続くと自分の欲が出てしまいますが、災害時こそ他人の優しさ、助け合う精神に改めて気づくことが出来ました。被災された皆さまにはどうぞご自愛ください!

 

 

この先は私の大雪での体験談です。読むだけ無駄です。

20年くらい前まで毎シーズン、群馬県の関越道水上ICから10kmほどのスキー場に月2回ペースで通っておりました。なぜ同じスキー場なのかといえばシーズン前に回数券を格安で販売していたことと、日帰りできる距離だったからです。一番の理由はその当時、私の車にはカーナビが付いていなかったので新天地の開拓が不安だったからです(あの頃は全国地図しかなかったので・・)

とはいえ、何十回と通ったスキー場も飽きておりました。そこで冒険したくなったのです。「もっと広いスキー場へ行ってみたい」ちょっとだけ足を伸ばして関越道の水上ICの次のインター、湯沢IC近くの「岩原スキー場」を目指しました。水上を過ぎると関越トンネルという全長10kmもある長いトンネルがあります。「途中で車両故障したらどうなるのか?」なんて思いながら進む。出口が見えてきました。そこでビックリ!一面銀世界。水上まではそこまで積雪がなかったのですが、トンネルを越えると全く別の世界でした。あの感動は忘れられません。朝11時ころに目的地「岩原スキー場」に到着。車内で準備を整えてリフト券を購入。リフトを乗り継ぎ一番テッペンまで到着するころには目の前が見えないくらいの吹雪に唖然。メチャメチャ寒くって身体も動かない・・怯えるようにノロリノロリと滑り下りて、なんとか休憩所へ避難しました。暖炉の前でコーヒーをすすっていると隣に座っていた地元のスキー客でしょうか?「関越道が通行止めになるかもしれない」と。思わず「うそでしょ~!」と声を出してしまいました。「なんだこいつ?」みたいな顔で笑われてしまった。地元では良くある話のようで、その時の回避ルートなど教えてくれました。いいひと。

今日も日帰り計画なので、悔しいがもう一度だけ滑って帰ろうと決心。平日とはいえコースには人もまばら。こんなコンディションでは誰も滑りたくないよね。「2往復で5,000円か・・」と、リフト代を惜しみつつ帰宅の途へ。吹雪はより強くなる一方。地元民の予想どおり関越道路は通行止めになってしまいました。まだ13時。明るい内に下の道でゆっくり帰ろうと思っていたのが大間違いでした。

せっかく親切な地元民に教えてもらったルートは、いくら見ても全国地図には載っていませんでした。地図に載っているルートは「苗場スキー場」の目の前を走る国道17号線でした。関越トンネルの先は開通しているので「月夜野IC」を目指しました。みんな考えることは一緒で、じょじょに交通量が増えて大渋滞。雪はさらに強さを増してきました。

16時ころには薄暗くなってきましたが、まだ苗場スキー場にも到着していない、というよりほとんど進んでいません。焦りが出てきます。トイレにも行きたい・・・前の車から子どもが出てきておしっこタイム。羨ましい。さすがに大人は無理ですね。道幅も狭いので車を寄せて駐車するわけにもいかないし・・・限界を迎えるころには車内のペットボトルをガン見していましたね。眠気もやってきました。完全に止まればいいのですが、時速2~3㎞くらいの速度で進むのでウカウカできない。燃料も半分に・・このまま進めばいいのか、Uターンしたほうがいいのか本当に不安になります。とはいえ一般道なのでその内にガソリンスタンドやコンビニがあるだろうと信じて耐えました。なんとか山道を抜け、あと少しで月夜野ICというところで電光掲示板に「関越道前線通行止め」詰みました。このあとどうやって帰ったか覚えておりません。この日は東京、神奈川でも大雪になったようで深夜4時頃、ようやく横浜市に入ったころには国道246には立ち往生や乗り捨てた車があちらこちらに。

この日の出来事がトラウマになっており、一人でスキー行くことはやめました。