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はなでか社長のひとりごと

2020年を振り返って

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皆さまこんにちは。今年2020年も残り数時間となりました。今までは「一年ってあっという間だね~」と言っている所なのですが、今年はとても長く感じました。本当に大変な年になってしまいました。葬儀業界の私自身が感じたことを振り返ってみたいと思います。

屋形船で集団感染のニュースがあった後にビュッフェスタイルの会食、スポーツジムや雀荘での密集空間を避けるよう厚労省が勧告したのが3月1日でした。このニュースに敏感に反応された方は「盛大にお葬式を執り行ないたいが不謹慎と思われてしまわないか?」というお問合せもあり、葬儀社として即答できなかった覚えがあります。この頃からお通夜で振舞う食事(ビュッフェスタイル)の自粛が増え、代わりにお弁当やギフトを配るようになりました。仕出し料理屋さんはとてつもないダメージになってしまいました。

緊急事態宣言のあと、自粛の加速で家族だけのお葬式になりました。車のナンバープレートでの差別もあり「県を越えた移動は不謹慎」と自粛を強いられて、親戚でさえ参列できない事態になりました。お坊さんも法事の自粛で困惑していました。お花屋さんにも影響が出て、生花農家の生産量が減少し値段が急騰していて困っておりました。

コロナ第1波が落ち着いた5月~7月、日本での感染者が少ないこと、若ければ重症化しないなど、自粛が緩みご参列人数は少しずつ戻りました。しかしお通夜の会食だけは戻りませんでした。このままお通夜振舞いという風習が無くなっていくのでは・・との危機感が芽生えましたね・・

7月下旬の第2波で感染者がまた増え始めましたが「密集、密接、密閉」の3密を注意しながらマスクと手指消毒さえしていれば大丈夫!みたいな曖昧なルールでしたね。自分の身は自分で守るみたいな。

新規陽性者数が高止まりした9月~11月には何故かGotoキャンペーン。感染対策を取るか経済対策を取るか、よく判らなくなってしまいましたね。医療従事者は自粛して治療してくれているのに。そもそもwithコロナってなんだろう?

それから間もなくGotoイートの予算切れ、Gotoトラベルの緊急停止によってキャンセル対応に追われた旅行業界、感染拡大防止で飲食店への時短要請。その産業に関わるすべての業界も振り回されてしまいました。企業の倒産、大規模なリストラ、失業者の急増、出生率の低下、医療崩壊、自死の増加など負の印象だけを伝える報道はいかがなものかと思います。今年は良い話題ってありましたっけ?

感染拡大の中、新年を迎えることになりましたが、辛い経験がなければ嬉しい経験は得られない。と信じて向き合っていこうと思っております。

来年はすべての人に幸多き1年になりますように!!