海老名市・大和市・座間市・綾瀬市の葬儀社

はなでか社長のひとりごと

葬祭業にも値上げの影

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葬儀業界にも原材料の高騰が加速しております。私が知る限りではございますが、この10数年間は一定の価格を維持されていたと記憶しております。2年ほど前からコロナ禍で中国からの輸入便のコンテナ価格の高騰で5%~10%の値上げ。中国のゼロコロナ政策の延長でグングンと価格高騰し本年3月、7月とさらに10%ほど上昇。この2年で3割ほど原材料が高騰しました。どんな商品を輸入しているかと言うと「お棺」「仏具」「収骨容器」など全般、便乗値上げもあってほぼ全ての商品が値上げしています。それだけ輸入に頼っているのです。中国生産が国産メーカーより安いため国産はほぼ皆無。

さらに「仕出し料理屋さん」。皆でお料理を囲む通夜振る舞いが、コロナ禍で減少。やっとコロナ禍から抜けたと思いきや食料品の高騰。電気やガスを大量に使用する業態のため、いつ価格改定するのか気になります。

生花店さんも同じです。今年の1月~4月は特に大変だったようで生花市場に行っても花が無いとか。それこそ奪い合うような状況だったそうです。春になれば市場も落ち着くかも・・と聞いておりましたがエネルギー価格や肥料の高騰がどこまで影響するか心配です。

葬祭業に限らず、全ての産業は競合他社との価格競争の末、今の価格を維持することが限界だと感じます。これ以上の値上げもなければこれ以上の値下げもない・・そんな豊かな時代は一変してしまいました。牛丼が10円上がったと嘆いていても仕方ないので、こんな時代を生きていける貴重な体験を感じたいと思います。