素晴らしき日本の秋
カテゴリー:葬儀社として思うこと, 最近気になること
日本語には四季折々の素晴らしい表現がございます。「暑さ寒さも彼岸まで」
もう間もなく秋のお彼岸入りです。期間は9月23日の「秋分の日」を中日に前後3日間がお彼岸です。9月20日が「彼岸入り」26日が「彼岸明け」です。日頃からご先祖さまを大切になさっておられる方にはこの7日間が特別という訳ではありませんが、日本古来の大切な風習に習い私もお墓参りに行こうと思います。
ところで4ヶ月ほど前に「田植え」について書きました。毎朝の通勤途中の田んぼを眺めてまいりましたが、いよいよ収穫が迫ってまいりました。
青々とした稲穂が顔を出し始めたと思っていたら、あっという間にここまで成長しました。この4ヶ月間、生産者さん達の努力と愛情をいっぱい受けて、雨の日も風の日も乗り越えて来たのかと思うと涙が出ます。(年々涙脆くなって行く私)
「実るほど 頭が垂れる 稲穂かな」とことわざにございます。「立派な人ほど謙虚な姿勢である」稲が成長すると実を付け、その重みで実(頭)の部分が垂れ下がってくる。立派に成長した人間、つまり人格者ほど頭の低い謙虚な姿勢であるという稲と稲穂を成長していく人間に例えていることわざです。
幾多の困難な時代を生き抜いて来られたご年配の皆さまから見れば、私はまだまだ「苗」かもしれません。人生を語れる人格者ではありませんが「苗」は皆さまのお力添えがなければ枯れてしまいます。立派な稲穂を実らせることが出来るようお見守りいただけると幸いです。