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はなでか社長のひとりごと

「小麦が無いならコメを食え」は大間違い

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日々、度重なる食品価格の高騰。5%~10%くらいの値上げを繰り返されてもスーパーに毎日通っていない方は実感できないかと思います。私は「値札を見る」タイプの小心者なので「特売!本日限り」の札を見つけてから献立を考える毎日です。

唯一と言っても過言ではありませんが「コメ」だけは値崩れしています。昨年が大豊作だったのか政府備蓄米が大量に余っているのか・・昨年は農家さんから買い取る価格が過去最低でした。小さな苗から丹精込めて育てた苦労の対価として、すべての農家さんがガッカリしたことでしょう。そんなコメが値崩れしていく様子を見て今年も、来年も、これからもって気持ちになるわけがないでしょう。

今年はエネルギー価格の高騰、肥料価格の暴騰もありました。秋に収穫を迎えるコメの価格が平年と同じような水準ならば廃業を考える農家さんもすくなくありません。

農水省も判っているのです。今年の肥料の高騰が原因ではありません。作付面積3.0ヘクタール未満の稲作農家さんは作っても赤字なんです。また5.0ヘクタール未満の農家さんも来年2023年には赤字に転落します。こんなギリギリの状況です。10.0ヘクタール未満の2023年の純利益は135,000円にしかならないと試算されています。コメだけでは年収135,000円ってことです(1ヘクタール=100m×100m)

さらに言えば、10ヘクタール未満の農家さんはコメ農家さん全体の98.3%です。今年の秋の収穫量と政府買取価格が平年並み。または昨年のようなイジメ暴落になれば廃業せざるを得ないことでしょう。国から見捨てられてまで大変な苦労をしてコメを作りませんよ。たしかに主食はコメに変わり小麦(麺類やパン)になり消費量も30年前と比べ半減しています。とはいえ、国内受給率100%近いコメはこのままだと輸入に頼るようになるでしょう。

テレビでは「小麦に変わりコメ」米粉を材料にした麺やパンを食べようとPRしておりますが、もう手遅れです。加工米にしろ、主食用にしろ生産されても安く買い叩かれるだけで根本から変えない限り。

日本の食糧自給率は37%程度で輸入に頼りっきり。作物を育てる肥料の「窒素・リン酸・カリ」も輸入。酪農、養豚、養鶏、食肉牛を育てる飼料などを合わせると10数%程度しかありません。さらに、その作物のタネも80%近く外国に依存しています。

お金さえ出せば食材を買えるだけありがたいのかもしれません。今の世界情勢を考えると値上げはこれからが本番になるのでしょう。