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お葬式のしおんブログ

お葬式をいろどるお花 ~百合~

様々な場面を華やかに彩るお花 🙂 
祭壇やご供花など、お葬式には欠かせないものです。

お葬式で使われるお花は、菊・胡蝶蘭・トルコキキョウ・カーネーションなど・・
たくさんの種類があります。

その中で今回は、大輪で存在感溢れる「ユリ」の花について調べてみました。

・ユリの基本情報
・ユリの特徴
・ユリの名前の由来
・ユリの花言葉
・ユリのことわざ

日本では、初夏から夏にかけて咲く球根の花で、花色、種類が豊富です。
原種は約100種類もあり、そのうち15種ほどが日本に自生しています。
非常に種類が多い上に、園芸品種もたくさん作られています。

すっと高く伸びた茎先にはっきりとした形状の美しい花を咲かせます。

茎が細く花が大きいので、風が吹くと花がユラユラと揺れるところから
「揺すり」といわれ、それが次第に変化して、
「ユリ」と呼ばれるようになったといわれています。

「百合」の漢字は、ユリの「根」のつくりから、つけられたそうです。
ユリ根は何枚もの鱗片が重なり合っています。
〝百〟の鱗片が、重なり〝合って〟いる様子から、
「百合」という漢字になったといわれています。

「威厳」は、地面に咲き誇る堂々たる花姿に由来します。
また白ユリは、キリスト教ではマドンナリリーと呼び
聖母マリアに捧げられた花として「純潔」のシンボルとなっています。

他にもユリは種類や色によって様々な花言葉があります。

キリストが磔にされた時、数々の花が頭を垂れて悲しみを示している中で、
誇り高いユリだけが無理に頭を上げていました。
しかしキリストに見つめられ、赤く染まり下を向いてしまいました。

このお話しが赤いユリの「虚栄心」という花言葉につながったといわれています。

ユリの花のことわざといえば、美しい女性を形容する言葉として使われる
こちらのことわざが有名ですね。

女性の美しい立ち振る舞いや容姿をを花に例えて表現した言葉です。

美しい立ち振る舞いは芍薬のよう
優雅に座っている姿は牡丹のよう
軽やかに歩く姿は風に揺れる百合のよう

このような例えが、このことわざにつながったといわれています。

大輪で美しく咲くユリは、その存在感から、
お葬式の場面では生花の祭壇に使われることが多くみられます。
悲しみの場でも凛としたその姿は、見た方に深い印象を与えてくれます。

また、ユリは古事記や日本書紀といった書物にも登場していたほど
日本で古くから存在していたお花です。

「長い歴史をもつ花」ということからも、
ユリはご先祖様を供養するお葬式に、ふさわしいお花といえます。