「ご愁傷様」で合ってる?お悔み言葉の使い方
カテゴリー:お葬式の豆知識,よくある質問
「ご愁傷様です」「お悔やみ申し上げます」――。
お葬式やお悔やみの場面でよく耳にする言葉ですが「どのタイミングで使うの?」と迷ったことはありませんか?
意味はご存知の方が多い言葉でも、使う場面や声のかけ方次第で、より丁寧に気持ちが伝わることもあります。
今回の豆知識ブログは、お葬式でよく使われるお悔み言葉について「実際にどんな場面で使うと自然か」という視点でご紹介します。
ちょっとした豆知識として、ご参考いただければ幸いです。 🙂
この記事のポイント
・よく聞く言葉の使う場面とポイントを紹介
・「ご愁傷さまです」と「お悔み申し上げます」の使い分け
・~ 番外編 ~ ちょっと困る言い回し集

![]()
■ 使う場面
ご遺族と初めて顔を合わせたときの「第一声」として。
■ ポイント
「愁傷」とは、深い悲しみを意味する言葉です。例えば、葬儀式場や受付などでご遺族と対面した際「この度はご愁傷様です」とお声がけすることで、お悔やみの気持ちを丁寧に伝えることができます。また、突然の場面であっても「ご愁傷様です」という言葉には、形式的でありながらも自然なやさしさが感じられます。
![]()
■ 使う場面
弔電やお手紙、またはご挨拶をきちんと述べる場面で。
■ ポイント
「お悔やみ申し上げます」という言葉は、儀礼的で丁寧なお悔やみの気持ちを伝える、いわば“正式な表現”です。フォーマルな場面にも広く使えるため、どの言葉を使おうか迷った時は、この一言を選ぶと安心です。
~「ご愁傷様です」と「お悔み申し上げます」の使い分け ~
どちらの表現も適切ですので、場面や相手との関係性に応じて自然に使い分けることが大切です。例えば、口頭でお声がけする場面では「ご愁傷様です」と伝えるのが自然ですし、文章やメッセージでは「お悔やみ申し上げます」と書くのが一般的です。
場にふさわしい言葉を選ぶことで、相手への思いやりがより伝わりますね。

![]()
■ 使う場面
通夜や告別式の受付やご挨拶時など、相手が多忙で大変そうな時に。
ご葬儀の関係者などに声をかける際にも自然です。
■ ポイント
丁寧で控えめな言い回しのため、どんな立場の方にも使いやすい表現です。「お気遣いなく」よりもやわらかく、相手に失礼になりにくいのもポイントです。
![]()
■ 使う場面
ご葬儀後など、ふとした会話の中で、ご遺族の疲れや心労を感じた時に。
■ ポイント
「大変な中、どうかご自愛くださいね」という気持ちを込めて、自然に寄り添える言葉です。堅苦しくない分、言葉のタイミングや雰囲気に合わせて使うとより自然に伝わります。
~ 番外編 ~
![]()
悪気はなくても、聞かれたご家族が返答に困ることも。
■ ワンポイント
「○○様とご縁があったのですね」と言い換えるとやさしい印象に。
![]()
とても良い言葉なのですが、場合によっては形式を評価されたように感じることも。
■ ワンポイント
「○○様らしい、あたたかなお式でしたね」のように一言添えると印象が和らぎます。
![]()
想いを伝えたい気持ちは伝わるのですが、年齢の話題は避けた方が無難です。
■ ワンポイント
「突然のことで…言葉もありません」のような言い回しに変えてみても。

ご覧いただきありがとうございました。
お葬式の場では、言葉ひとつにも気遣いが込められています。普段あまり口にしない言葉だからこそ、意味を知ることでより丁寧に、やさしい気持ちが伝わるのではないでしょうか。
「こう言えば正解」というものはないかもしれませんが、故人様とご遺族を思う気持ちが伝わる言葉を、これからも大切にしていきたいですね。
~ しおんブログのご案内 ~
しおんブログでは、お客様からいただいたご質問をもとにした記事やちょっとした豆知識なども掲載しています。ぜひ他の記事もご覧ください。 🙂
click ▶お葬式の豆知識,よくある質問
click ▶お葬式の豆知識,深堀りシリーズ



