折り鶴
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先日、お手伝いさせていただきました、お通夜の日のことです。
ご遺族のお子様たちが、折り紙で作った鶴をたくさん持って来られました。
故人様のために、お子様たちが一生懸命折ったそうです。
よく見ると、一言ずつメッセージが書いてあります。
〝さみしいよ〟〝みまもっていてね〟
お子様たちのかわいらしい文字が、鶴の羽に並んでいます。
平和や無事の祈りなどの、願掛けのための千羽鶴のように、
大切な人を〝祈り〟鶴を〝折る〟ことは、願いを込める意味があるそうです。
この国では誰もが知っている風習ですが、小さなお子様たちが故人様を想い、
一生懸命鶴を折って、一羽ずつ大事そうにお棺に手向ける姿は、とても微笑ましく印象的でした。
きっと、この鶴たちが、お子様たちのメッセージを乗せた羽を大きく広げ、
故人様のもとに届けてくれるはずですね。