月下美人
カテゴリー：業務中のスタッフブログ
先日、弊社でお手伝いをさせていただいたご家族から、
とても素晴らしいものを見せていただいたのでご紹介したいと思います。 🙂
みなさま、「月下美人」という素敵な名前のお花をご存知でしょうか？
※ご家族の許可を頂いて掲載しています
～ ご家族作成「月下美人」紹介文 ～
『 父は花を育てることも大好きでした。
自分で育て、開花した花を摘み取り、父がアルコールに漬けて保存した物です。
この花は一夜限り、夜の８時頃から深夜にかけて、ほんの数時間だけ開花する
幻の花と言われています。』
ご家族による「月下美人」ご紹介の文にあるように、
このお花は１年に一晩だけ、新月や満月の夜に花を咲かせ、
朝を待つことなく数時間後には萎んでしまうという逸話で知られています。
その美しさと儚さから、“幻の花”といわれているそうです。
故人様はとてもお花がお好きな方だったと伺いました。
開花させるには慎重な管理と長い時間がかかるため、
根気だけでなく、花に対する愛情が必要なことが分かりますね。 🙂
ビンの中で揺れる、透き通るような白い花びらがとても美しいです。
ご家族のお話しによると、このアルコール漬けにする工程も難しく、
少しでも空気が入ってしまうと花が保存できなくなってしまうそうなんです。
今もこうして美しく残されているのは、とても繊細な技術が必要だったのですね。
「月下美人」は、式場に作った“思い出コーナー”に、
たくさんの思い出の品やお写真と一緒に飾られました。
お葬式の当日、ご参列されたご親戚やご友人の方々は、
皆様、こちらの“思い出コーナー”の前で、興味深くご覧になっていました。
お手伝いさせていただいた担当スタッフの私もその一人で、
初めて見る「月下美人」というお花の美しい姿に、深く興味を抱きました。
大変失礼ながら、ご家族に「写真撮っていいですか？」とお伺いしたところ、
快く、「いいですよ！」とお応えいただき、さらに〝見ていただいた方が父も喜ぶから〟と、
WEBページの掲載もお許しいただきました。
ご家族皆様には心より感謝申し上げます。
ご承諾いただきまして本当にありがとうございました。
「月下美人」の花言葉は、“艶やかな人”、“儚い美”、“儚い恋”、“繊細”など、
花そのものの印象を表しているようです。
愛情を持って育てられた、儚く貴重なお花はとても美しく、そして不思議な魅力がありました。
縁ある思い出の品は、ご参列の皆様だけでなく、
ご子孫にも亡き人のお人柄を伝えてくれる大切なものですね。 🙂
～ 担当スタッフより ～
最期の儀式をお手伝いするスタッフとして、ご家族から故人様のお人柄を伺えるのは、
大変有難く、何より嬉しいことです。
今後も故人様のお人柄にお応えできる、より良いお葬式をご提案できるよう、
また、弊社をお選びいただいたご家族皆様にご満足いただけるお手伝いができるよう、努力していきたいと思います！