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芒種を知る。季節が教えてくれること

カテゴリー:季節の彩りカレンダー

こんにちは。もう6月ですね。早いもので今年もあっという間に折り返しを迎えようとしています。
雨の多い季節ではありますが、しっとりとした緑の色や紫陽花の彩りに心が和む時期でもありますね。☂

そんな6月のはじめには「芒種(ぼうしゅ)」という二十四節気のひとつがあります。

今回の季節の彩りカレンダーは、自然の恵みを感じる「芒種」の魅力をお届けします。のんびりと季節の移ろいを感じていただければ幸いです。 🙂 

 


「芒」と書いて「のぎ」と読みますが、これは稲や麦などの穂の先にある針のような部分のこと。芒種とは、その芒を持つ植物の種まきや田植えを始める頃を指す言葉です。🌾

 


暦が教えてくれる、季節のうつろい
農作業の節目を知るために作られたとされる「二十四節気」は、かつては自然とともに暮らすための大切な暦のひとつでした。
季節の変化を丁寧に見つめながら、田畑の作業の目安として寄り添ってきたのです。

芒種が知らせる、田んぼの季節
芒種の頃になると、田んぼに水が張られ、稲の苗が整列するように植えられていきます。
今ではなかなか身近に感じにくい風景かもしれませんが、これはまさに日本の原風景ともいえる季節。田植えが始まるこの時期、昔は人々にとって“命をつなぐ始まりの時期”でもあったのかもしれません。

 


最近は、お米に関する話題を良く耳にしますが、
「稲が育ち始める季節」ということも知っておくとおもしろいですね。🌾
日々当たり前のように食べているお米も、こうした季節の積み重ねと自然のリズムの中で育まれていることを、ふと感じさせてくれるのも芒種の魅力のひとつです。

 


芒種は二十四節気の大切な節目で、七十二候では季節の小さな変化を感じ取ることができます。
昔の人々は、自然との一体感を大切にしながら生活していました。

芒種は、次の三つの「七十二候」に分かれています。それぞれが、春の終わりから夏の始まりにかけての微細な自然の移ろいを表しています。
七十二候とは?
1年を72の期間に分け、それぞれに季節の小さな変化を表す言葉を与えた日本の暦の一部です。


カマキリが生まれ始める頃を指します。
カマキリの卵が孵化し、小さな命が芽生える瞬間です。これを感じることで、自然界の生命力や成長の兆しを実感できる時期といえるでしょう。


朽ちた草むらに蛍が現れる頃です。
湿気を帯びた草むらや水辺で光る小さな蛍が浮かぶ様子は、幻想的で静かな美しさを感じます。蛍の光は、まるで自然の小さな灯火のように静かに夜を照らしてくれるものです。


梅の実が黄色く熟す頃を示しています。
梅の実が熟し、まるで夏の足音が聞こえてきそうな時期。梅の実が色づくことで、これから始まる暑い夏を迎える準備が整っていきます。梅の花が咲いた後、実が育ち、色づくまでのこの過程が季節の移り変わりを象徴しています。

 


ご覧いただきありがとうございました
季節の移り変わりに気づくことは、忙しい毎日の中で、ふと立ち止まるきっかけをくれます。自然の恵みを感じると心が少し軽くなったり、豊かな気持ちになれたりしますよね。身のまわりの小さな変化を大切にしながら、心地よい風にゆったりと身をゆだねるような、そんな穏やかな時間が流れていくのも、なんだか素敵ですね。

みなさまも、この季節ならではのひとときをお楽しみください。 🙂