デジタル化したお葬式を想像してみた
カテゴリー:業務中のスタッフブログ
~ お葬式をデジタル化したら、どうなる? ~
前回のスタッフブログで「これだけITが進んでも、どうしてお葬式は“アナログ”なのか?」というテーマでお話しました。
前回の記事はこちら
click ▶どうしてお葬式は“アナログ”なのか?
実際、お葬式には手順や作法、宗教的な意味合いなど「昔から続くかたち」が多く残っている世界です。でも、ふとこんなことを考えました。
もし、お葬式をデジタル化したらどうなるのか?
便利な時代に少し想像してみたら、ちょっと未来のお葬式が見えてくるかもしれません。 🙂
~ たとえば、こんなお葬式があったら・・? ~
会場に到着したら、まずは受付。でも人はいません。
スマホで届いたQRコードをかざしてチェックイン。記帳もナシ。お香典もキャッシュレス決済アプリで。封筒いらずでスムーズです。
会場に行けない方も、もちろん大丈夫。Zoomで参加できるようURLが事前に送られてきます。
「ビデオONでご会葬にご協力ください」
会場に響く読経の声は、AI音声。
宗派に合わせて選べて、テンポや抑揚まで自由にカスタマイズできます。
会葬者がアバターで表示され、モニター越しに順番に焼香の動作を行う様子が映されます。
…仮想空間でも「合掌」の気持ちは伝わるのでしょうか?
写真やSNSの投稿からAIが自動でスライドショーを作成。
BGMは「故人の音楽の趣味」から自動選曲されます。
~ “デジタル葬儀”の1日のスケジュール (仮) ~
もちろん、ここまで極端にデジタル化されたお葬式は現実にはありません。
しかし、こうして想像してみることで、改めて「お葬式の本質ってなんだろう?」と考えるきっかけにもなりました。
手を合わせる仕草や空気感、沈黙の時間。そうしたアナログな要素の中に、故人を偲ぶ人と人との気持ちが宿っているのかもしれません。
ご覧いただきありがとうございました。
時代が変われば、お葬式のかたちも少しずつ変わっていきますが、どんなに便利になっても、大切な人を想う気持ちや静かにお別れする時間は、ずっと変わらず残っていくものなのかもしれません。
便利さの中にも、心のこもった時間がきちんと残るような、そんなお葬式のかたちをこれからも考えていけたらと思います。