大和市、座間市、海老名市の葬儀社。

お葬式のしおんブログ

おじいちゃんの骨壺に

故人様をお見送りする際、お棺の中に、生前の愛用品や、

お好きだった食べ物などを、一緒に添えて差し上げることが出来ます。

ただし、お棺に添えられるものは「燃えるもの」に限られています。

そのため、眼鏡や時計などの「燃えないもの」は、

お遺骨を収める「骨壺」に添えて差し上げることを、ご提案しています。

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愛用品や思い出の品、お洋服、眼鏡、指輪・・

故人様と一緒にお見送りしたい品物は、ご遺族により、様々です。

 

先日、お葬式のお手伝いをさせていただいた際、

故人様のお孫様が「どうしても、おじいちゃんに持っていてほしい」と、

「鍵」を持って来られました。

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(※画像はイメージです。)

ご自宅の玄関のものだそうです。

なぜ鍵なんだろう・・?と、お孫様に聞いてみると、

「カギがないと、おうちに入れないから。」

お孫様の可愛らしい言葉に、ほっこりしました。

「おじいちゃんが天国に旅立っても、いつでも帰って来られる様に」と、

玄関の鍵は、故人様の骨壺の中へ添えられました。

お孫様の優しい心遣いに、天国のおじいちゃんも、きっと喜んでいることでしょう。

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鍵を持っているから大丈夫。大好きなおじいちゃんは、

お盆まで待たなくても、いつでも、好きな時に帰って来られるね。

ほっと、安心した様な、お孫様の表情を見て「亡くなった人を想う優しさ」を、

小さなお子様から教えてもらった様な気持ちになりました。

大人になると忘れてしまう様な、お子様の可愛い発想に出会えた日でした。

お棺の中へ

こちらは、先日お手伝いをさせていただいたお葬式の際、

ご家族がお持ちになった、故人様が生前愛用していた品々と、

お孫様が書いた可愛いお手紙です。

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(※お客様の許可を頂いて掲載しております)

故人様がご自身のお母様と一緒にお召しになっていたフカフカの手触りのベスト、

マフラー、よくご覧になっていたお気に入りの雑誌などが、

お手紙と一緒に、ご家族の手でお棺の中へ添えられました。

 

お葬式のお手伝いをさせて頂いている中、

そんなご家族のお姿を見て、いつも思うことがあります。

亡くなったら仏様になるため四十九日の旅に出るという教えの宗派がありますが、

その旅路の中、寒かったらマフラーを巻いて、少し休憩して雑誌を眺めたり、

疲れたらお孫さんからのお手紙を読んだりしているのかな・・と。

宗教、宗派によって、様々な教えや作法がありますが、

お棺の中へ、ご家族のお気持ちと一緒に添えられた品々は、

故人様が行くべき場所へ辿り着いても、ずっと持ち続けることが出来る様な、

そんな気がしました。

 

いつか、私の時はお菓子をたくさん入れてもらおう。

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お母さんの水仙

カテゴリー:葬儀後のお話

先日ご葬儀を終えた、ご家族のお宅におじゃました際、

お庭に綺麗に咲いた、黄色いスイセンのお花を見かけました。

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(※お客様に許可を頂いて掲載しております)

ご家族のお話しによると15年程前に亡くなったお母様が植えたものだそうで、

毎年この時期になると、綺麗に咲いてくれるそうです。

お母様が植えてから数えると20年以上は経っているというので驚きです。

スイセンは強い植物で自然に開花するそうですが、

20年以上も咲き続けることがあるんですね。

 

忙しい日々を過ごされているご家族ですが、季節が巡る度に、

見事に咲く庭のスイセンを見て、また一年経ったんだな・・ と、

生前の「お母さんの姿を思い出す」と、おしゃっていました。

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〝スイセン〟のお花の名前〝水仙〟は、

「水に咲く仙人の様に美しい花」という意味を持っているそうです。

来年も、再来年も、この先何十年も、仙人の様に、

綺麗に咲いた姿を見せてくれるといいですね。

末期の水と焼酎

お葬式には宗教、宗派、地域によって、様々な風習がありますが、

その中の一つに、亡くなった人の口もとを水で潤す、

「末期(まつご)の水」という作法があります。

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脱脂綿やガーゼに水を含ませ、亡くなった人の唇に付けて潤します。

(新しい筆や菊の葉を使うこともあります。)

かつては臨終の間際に行われていたそうです。

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お釈迦様に浄水を捧げ、安らかに入滅することができたとされていることから、

「死者が渇きに苦しまないように」「安らかにあの世に逝けるように」と、

願いを込めて行われるようになったと言われています。

また「死者が蘇ること」を願っていたという説もあります。

 

色々な説や、意味を持つ「末期の水」という作法ですが、

「故人が最期に口にするもの」。

先日お手伝いさせていただいたご家族は、こんなお飲み物をご用意されました。

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(お客様に許可を頂いて掲載しております)

故人様が大好きで、毎日の様に飲んでいた焼酎だそうです。

「うちは水じゃなくて、きっと焼酎が喜ぶわ。」

そんなご家族のお気持ちと一緒に、いつもの焼酎を美味しく飲んで下さったことでしょう。

「末期の焼酎」「ビール」「お茶」「コーヒー」・・・

渇きを潤す「水」。それは、人それぞれですね。

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今も受け継がれている、お葬式の儀式や作法は、形を少しずつ変えながらも、

「亡くなった人のために何かをしてあげたい」という、

ご遺族の心情が、積み重なって作られていったものなのかもしれません。

大和斎場の家族葬

カテゴリー:業務日誌

大和斎場にてお葬式のお手伝いをさせていただきました。

お身内の方だけの少人数で、ゆっくりと見送りたいとのご希望により、

「大和斎場・家族葬プラン」をご案内致しました。

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故人様は、穏やかで、控えめで、とても優しい性格の、

可愛らしいおばあちゃんだったと伺いました。

「お葬式はあまり派手にやらないでね」と、生前ご家族にお話ししていたそうです。

そんな優しい性格の故人様をお見送りする祭壇は、淡いピンク色のお花で飾りました。

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ご出棺の際、お孫様たちが、お一人づつ「おばあちゃん、ありがとう」と、

声にしながら、お花を手向けている姿が印象的でした。

最期のお別れのお時間が、ゆっくりと流れるのは、

「家族葬」の、いいところの一つかもしれません。

故人様ご自身が希望された、ご家族の穏やかなお別れでした。

大切なお葬式をお手伝いさせていただき誠にありがとうございました。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。